ピラティスを今こそ始めよう 今年こそ痩せる でも身体だけじゃない 人生を変えるメソッド

Reformerを使ったピラティス

体型が気になる季節。体幹を鍛えるという今話題のピラティス(Pilates)を解説しました。

 体型や体重が気になるから何か運動しようと考えている方も多いかもしれません。(薄着の季節が近づいてきていますし、、、)

新たな趣味として、運動を生活に取り入れるのはいいことだと分かっていながらも、一体何をしたらいいのかわからない、と思っている方に、世界中の国々で愛され、日本でもじわじわとそのファンを増やしているピラティス(Pilates)の魅力をご紹介します。

ピラティスの歴史

  「ピラティス」「Pilates」とは実は人の名前です。
創始者はドイツ人のジョセフ・ピラティス Joseph Pilates(1883年~1967年)という男性です。

ジョセフ・ピラティスは、幼少時身体が弱く、リウマチ熱、くる病、喘息などを患っていたと記録されています。

ジョセフ・ピラティスはそれらの病気を克服し強くなりたいとの思いから、体操、レスリング、ヨガ、太極拳など様々なスポーツで体を鍛え、身体の勉強をしました。
そのうちに、病気を克服し、体格も良くなっていったと伝えられています。

ジョセフ・ピラティスは第一次世界大戦中イギリスにいたため、敵国人とみなされて拘留されてしまいます。
ジョセフ・ピラティスは拘留されたマン島で同じく捕らわれた負傷兵たちに運動指導をし、健康の回復を助けました。自分の知識やスキルをリハビリに生かしたのです。それが現在のピラティスというメソッドの原点となりました。

このことから、「ピラティスがリハビリ生まれ」と称されることがあります。

第一次大戦後、母国ドイツへ戻ったジョセフ・ピラティスは、さらにアメリカ、ニューヨークへと渡り、自分のスタジオを開き、自分が開発したメソッドで多くのダンサーやその他の人たちの指導を始めたのです。

それが後に「ピラティス」という名で世界中で愛されるボディワークへとなったのです。

ピラティスは身体だけを鍛えるの?

 ピラティスはリハビリ生まれと言われることから、ピラティスは身体だけを鍛えるものと思われがちですが、果たしてそうなのでしょうか。

 ジョセフ・ピラティスは自分のメソッドを当時は「コントロロジーContrology」という造語で称していました。

コントロロジーとは、自分の身体を自分の意思で制御することを意味します。
ジョセフ・ピラティスの著書「Your Self」には次のように記されています。

コントロロジーとは身体の筋肉の全てを意識的にコントロールすること。骨格を構成する骨によって動くという原理を正しく活用すること、身体のメカニズムについて完全に理解すること、休息や睡眠中の身体の動きに均衡や重力の法則がどのように働いているかをよく理解することであり、その成果をまとめたものを言う。

少し難しいですが、要するに身体をコントロールするということは、自分の身体に意識を向けることから始まります。

無意識のうちに身についてしまった身体の癖をまず知ること、つまり自分の身体の現在の状況を知るということですね。
それができて、次に正しい動きを学び、それを無意識に行うことができるようになるまで、身体に染みつける。

つまり、無意識のうちに身についてしまった癖を神経のレベルから本来の状態に戻すために、コントロールが必要であると言っていたのです。

ジョセフ・ピラティスは

コントロロジーのエクササイズを組み合わせて行えば、自分の身体が正しく機能するようになる。そこに調和構造が生まれ、ボディ・マインド・スピリットの3つがバランスよく協調した一つの統合体となる。

とも言っています。
日本でも「心・技・体」ということが言われますが、ジョセフ・ピラティスの思想もそれに近いものがあったといえますね。

ピラティスはどんなことをするのか

 今「ピラティス」と言って、多くの日本人が思い浮かべるのは、一人のインストラクターの指導の下で、たくさんのクライアントがエクササイズをする、という光景でしょう。

しかし、それは本来の「ピラティス」ではありません。

 歴史のところでも述べましたが、ジョセフ・ピラティスは負傷兵たちのリハビリを行いました。

そのやり方はベッドにスプリングを付けて、筋肉や関節に抵抗やサポートを加えて行ったのです。
それが現在「Cadillac」と呼ばれるアパレイタス(マシン)の原型です。そのほか、「Reformer」や「Chair」など様々なマシンを生み出し、エクササイズに多様性をもたらしました。

 つまり、本来のピラティスはマンツーマンの指導のもと、様々なマシンを使い、クライアントの状況に合わせてエクササイズを提供するというものです。

 日本のフィットネス産業に組みこまれた「ピラティス」は、たくさんのクライアントを集められるということで、マットエクササイズ優位に広まったのでしょう。

もちろんマットエクササイズも「ピラティス」の大切な要素の一つでもあります。ただ、せっかく「ピラティス」をするのであれば、マシンを使ったプライベートのセッションを体験すべきといえます。

 

ピラティスの効果

気づき、集中、軸の伸長、コアのコントロール、肩甲帯の安定、脊椎の分節運動、関節の分離運動、フロー、呼吸、動きの統合、などピラティスの特徴はたくさんあります。

 気づき・集中
 自分の現状に気付くこと。無意識に行っている、動きの癖、姿勢の癖を知ること。
無意識下のことを意識しなければならないので、集中力が必要になるということ。

 軸の伸長
 重力に対して、身体を垂直方向へ持ちあげる機能を身につける。
背骨をニュートラルポジションに保ち、いわゆる「良好なアライメント」を作ること。

 コアのコントロール
 体幹の安定を軸の伸長の中で作っていくこと。

 肩甲帯の安定
 肩甲骨の位置が、脊柱の動きに影響を与えるため、肩甲骨の中間位を学ぶこと。

 脊椎の分節運動
 頸椎から腰椎まで、脊椎は24個あり、それを全て均等に使って、波打つように動かすこと。

ジョセフ・ピラティスは脊柱の柔軟な動きが、脊椎動物としての人間にとって大変重要なことであると考え、たくさんのエクササイズを生み出しています。

 関節の分離運動
 体幹部を安定させ、四肢を独立して動かすこと。

 フロー
 流れるように滑らかに動きを行うこと。

 呼吸
 原則的に胸式呼吸を行い、腹部を緩ませないことで、軸の伸長を意識し続けること。

 動きの統合
 身体の中枢と四肢を連動させ、より負担の少ない動きを目指すこと。効率的でなめらかな動きを目指すこと。
 
 
詳しくは専門書に譲りますが、それらの特徴を踏まえた「ピラティス」を行うと、どんなにいいことが体に起こるのかを挙げていきたいと思います。
 
 ■姿勢がよくなる(悪い姿勢を無意識に正すようになる)
 ■身体がバランスが良く発達する。
 ■身体の活力が出てくる。(効率的に動くことができるようになり、疲れにくくなる)
 ■心が元気になり、精神が高揚してくる。

 上記はジョセフ・ピラティスが述べた「ピラティス」の効果のほんの一部分です。
 私や、周りの「ピラティス」愛好家の人たちの実感をさらに身近な言葉で付け加えると、
 ■身長が伸びた(軸の伸長を意識するから)
 ■痩せた(自分をコントロールすることを学ぶため、余計なものを食べなくなった)
 ■中年太りが解消してポッコリお腹が平らになった(呼吸によってお腹のインナーマッスルが鍛えられたため)
 ■花粉症がひどくなくなった。
 ■更年期障害が楽になった。
 ■生理痛が楽になった。
 ■イライラしなくなった(下の4つは背骨を動かすことにより、自律神経が整うため、と考えられます)

いいこと尽くめですね。

「ピラティス」を愛好している有名人

 日本でじわりじわりと人気が出てきている「ピラティス」。日本の有名人でも多数の愛好者がいます。
  ■美智子皇太后さま
  ■渡辺満里奈さん
  ■石田ゆり子さん
  ■米倉涼子さん
  ■中村アンさん
 
  その他数え切れないほどの有名人が「ピラティス」を愛好しています。長年続けている人が多く、ピラティスの効果を実感しているのでしょうね。

ピラティスってどこへ行けばできるの?

 今でこそ地域の体育館などでも「ピラティス」教室が開かれるようになってきました。
ただ、それはマットのみを使ったグループレッスンに限られます。

前述したマシンを使った本来の「ピラティス」はどこで受けられるでしょう。
  
「ピラティス」と検索すれば、上位にピラティス専門の大手スタジオがいくつか出てくるでしょう。
※ちなみに筆者が4年間通っているのは下記です。

zen place pilates by basi pilate

そこでは、マシンを使ったプライベートレッスンやマシンのグループレッスンを受けることができます。

大手は都市部に限られるかもしれませんが、最近では個人が指導者の資格を得て、個人経営しているスタジオも増えているようです。

ぜひ、住んでいる地域でも検索してみてください。隠れた名スタジオが見つかるかもしれません。

 
 

まとめ

 ジョセフ・ピラティスが作りだした「ピラティス」メソッド。

晩年には、まだ認知度が低く、ジョセフ・ピラティスは失意のうちに亡くなったとされていますが、
現代になって多くの人がその素晴らしさに気付いて、「ピラティス」に親しんでいます。

日本でもピラティスブームの兆しがありますが、一過性のブームに終らず、
多くの人の健康と生活に「ピラティス」が根ざし、広まっていくことを願います。

参考文献:「Contorology ピラティスメソッドの原点」 著書 ジョセフ・ピラティス
     「ピラティスバイブル」著書 櫻井淳子
     「コメディカルのためのピラティスアプローチ」 編著 中村尚人

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