早くも「麒麟」ロス 麒麟がくる最終回の感想

麒麟がくる最終回感想

NHK大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』が2月7日に最終回を迎えました。

コロナ窩で撮影ができず、放送を中断するなどの困難を乗り越えての最終回です。

明智光秀が主人公。

彼は、謀反を起こして主君を裏切り、ほとんどのドラマではマイナスイメージで描かれることの多かった人物です。

しかも、その出生は文献も残されていないほど、歴史的にはあまり重要視されていなかった人物です。

一体どういう展開になるのか、最初から興味深く観ていました。

最終回を観終わって、早くも「麒麟」ロスになりかけているので、この感動を残すべく感想を書いてみたいと思います。

目次 Contents

明智光秀 天海説を信じたくなる最終回

記事をいくつか書いていく中で、「天海=明智光秀説」といういわば都市伝説のような説を知りました。

天海=明智光秀説

天海は江戸時代初期、幕政に大きな影響力を持っていた僧・天海と戦国武将の明智光秀は同一人物である、とする説。

ウィキペディアより引用

ウィキペディア天海=明智光秀説にも記述がありますが、その信憑性はかなり低いとされているそうです。

明智光秀に時代のスポットライトが当たるのが言わずと知れた「本能寺の変」。

主君である織田信長を天下統一の間際で裏切り、信長が滞在していた本能寺で討つという謀反です。

本能寺で織田信長を倒した明智光秀は、同じく織田信長の家臣であった羽柴秀吉(豊臣秀吉)に討たれてしまいます。
それを山崎の戦いといい、1582年を最後に、明智光秀は歴史には登場しません。

ですが、本能寺の変以降の明智光秀が生存説が密かに噂されていました。
それが、天海=明智光秀説です。

その説を信じる人たちが言うには、その根拠がいくつかあるそうです。
天海という僧侶は、江戸時代初期に突如と現れ、家康の信頼厚く、参謀として重用されました。

出自など謎が多い一介の僧侶が突如として、徳川家の参謀になるというもの不思議です。

そして、家康の没後、天海は日光東照宮の造営に着手します。

そして、その日光には「明智平」という場所があり、それを命名したのが天海であった、とのこと。

そのほか・・・

・3代将軍徳川家光の乳母は有名な春日局(かすがのつぼね)ですが、彼女は明智光秀の重臣である斎藤利三の子であった。(斎藤利三は山崎の戦いで斬首された)

・家光の子、4代将軍の家綱の乳母にも、明智光秀重臣の孫が採用されていた。

・明智側でありながら山崎の戦いで敵対した筒井家は江戸時代に入って改易された。

・明智光秀の孫、織田昌澄は大坂冬の陣で、豊臣家に支え徳川に敵対した。
 にもかかわらず、大阪城での敗戦後、徳川家康に命を助けられた。

・天海の墓所が、滋賀県大津市の坂本にあること。(坂本城は明智光秀の居城であった。)

などなど。

明智光秀ってそんなに重要人物?

もちろん、この「天海=明智光秀説」は歴史的に検証もされておらず、都市伝説のようなものです。

でも、この都市伝説が生まれるほど、明智光秀ってそんなに重要人物だったの?
と言う疑問を感じませんか?

ただの謀反人ならば、すぐ忘れ去られて、のちの江戸幕府に貢献したという説など生まれないのではないでしょうか。

言い換えると、明智光秀という人物は「本能寺の変」を起こした人物である。
と言う認識以上に、当時の戦国の世になんらかの功績をたくさん残した人なのかもしれない、と感じたのです。

そして、「麒麟がくる」を観続けながら、本当に光秀が天海になったのならいいのに、なーんて考えていました。

そして、衝撃のラスト。

「麒麟がくる」衝撃のラストに感激

本能寺の変から3年後、足利義昭(滝藤賢一さん)に駒(門脇麦さん)が

「明智十兵衛様が生きていると言う噂がある」と語ります。

その後、人混みの中に明智光秀(長谷川博己さん)によく似た後ろ姿を見つけ、追いかけていく駒。

ラストは、馬に乗って駆けて行くいく十兵衛の姿。

もちろんこれは、明智光秀は生きていた、と明言したシーンではありません。

なぜなら、明智光秀が乗っていた馬には、鮮やかな青い装飾がなされ、少し現実とは離れた印象を抱かせたからです。

ここで、普段使いの馬の装飾だったら、明智光秀が生きて旅をしているようにに見えてしまうところです。

これは、現実なのか、そうではないのか、、、と言う余韻を残して「麒麟がくる」は終わってしまいました。

多くの重要人物に一目置かれた光秀。

密偵、菊丸が結ぶ 徳川家康との関係性。

など、それまでの明智光秀の描かれ方から、きっと脚本家の池端先生も、明智光秀が生き残った説を信じたかったのは?と勝手ながら思ってしまいました。

ま、本業の歴史家から見ると非難轟々かもしれませんが、ラストシーンに私は鳥肌立ちました。

2023年の大河に再び徳川家康登場

さて、2023年のNHK大河ドラマが発表されました。
「どうする家康」と言うタイトルの、徳川家康が主役の大河ドラマです。

徳川家康のキャストが、嵐の松本潤さんと言うことで、かなり話題になっていますね。

「徳川家康が主役ならば、補佐役天海は出てくるのだろうか。

天海が出てくるのであれば、それは誰が演じるのだろう。

天海役にはぜひ、長谷川博己さんがやってくれたらいいのに・・・。」

なーんて妄想しながら、麒麟ロスを慰めることにします。

「麒麟がくる」 全体的に見て、非常に見応えのある大河ドラマでありました。

2月23日には総集編が放送されるそうですよ。→NHK大河「麒麟がくる」総集編

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