3年ぶりの戦国時代を描いたNHK大河ドラマとして、多くの期待を集めている「麒麟がくる(きりんがくる)」が2020年1月19日から始まりました。
不祥事で俳優の入れ替えがあり、2週遅れて始まりましたが、話題通り、視聴率は関西地区で19.3%(総合テレビ、ビデオリサーチ調べ)と好発進でした。
第1話を見て、早速「明智光秀」が何歳の設定なのか気になったので調べてみました。
主人公は明智光秀、俳優の長谷川博己(はせがわひろき)さんが演じます。
明智光秀(あけちみつひで)といえば、主君の織田信長(おだのぶなが)に対する謀反を起こした張本人で、今までの歴史ドラマでは悪者扱いされてきた人です。
明智光秀が起こした「本能寺の変」に関しては、いまだにその動機に定説が存在せず、日本史上の謎と言われています。
明智光秀は、内政に関する政治的手腕は評価が高く、その恩恵を受けた地方では明智光秀をしのぶ地域が数多くあると言われています。
どんな明智光秀の人生が描かれるか、今から楽しみです。
さて、この時点で明智光秀が何歳の設定なのでしょうか。
多くの大河ドラマは、主人公を幼少期から描いていましたが、「麒麟がくる」では、青年期から始まります。
いきなり、明智光秀を演じる、長谷川博己さんが登場してきたので、喜んだ方も多いのでは?
目次 Contents
1話の振り返り
1547年から始まります。
時代は室町時代の末期、幕府が弱体化し戦乱で荒廃した世。
美濃にいる明智十兵衛光秀が、里を襲う夜盗を追い払うところから始まります。
無事に追い払っても、何度も襲われる現状に、憤りを感じている光秀。
夜盗が持っていた鉄砲という新しい武器に驚き、世間の広さや、世の中の状況ををもっと知るべきであると実感します。
そこで、明智家が仕えている斎藤山城守利政(のちの斎藤道三)に、旅の出て見分を深めたいと直談判に行きます。
鉄砲を手に入れてくること、
斎藤利政の妻の病気を治せる名医を連れ帰ること、
この2つの条件を出され、旅に行くことを許されます。
美濃を出発した光秀は琵琶湖を渡り、比叡山を過ぎ堺へと入ります。
鉄砲を買い求めるために武器商人のところへ行った光秀は2人の人物と出会います。
その2人とは将軍家奉公衆の三淵藤英(みつぶちふじひで)と三好家重臣松永久秀(まつながひさひで)。
若き光秀に大きな影響を与える役どころの松永久秀の計らいで、光秀は鉄砲を手に入れることができました。
そして、堺から京へ。
都としての華やかな京は影もなく、内乱や戦禍を逃れた貧しい人たちが暮らす荒れ果てたところでした。
そこで、名医を探す光秀。
なんだかんだあり、名医と言われた「望月東庵」と知り合い、美濃へと帰っていく。
そして尾張の織田が美濃へ進軍してくるという不穏な空気。。
明智光秀は何歳の設定?
実は明智光秀という方は、謎が多いひとであります。
ウィキペディアによると「生年未詳」せいねんみしょう、つまり、いつ生まれたのか分かっていないとのこと。
信頼性の高い同時代史料からは判明せず、不詳である。
ただし、後世の史料によるものとして『明智軍記』などによる、1528年説、
および、『当代記』による1516年説の2説がある。
よって、物語の始まりが1547年なので
1528年説を支持すると 19歳
1516年説を支持すると 31歳
という、年齢設定になっています。
どちらでしょうか。
今回の放送を見る限り、19歳前後の設定ではないかと思われます。
最初の夜盗との闘いで、殺陣(たて)のシーンがありましたが、光秀のアクションシーンは戦いに慣れていないように見えました。
明智光秀を演じる俳優の長谷川博己さんは、殺陣が下手なのかしら、と最初思ってしまいましたが、
もしかしたら、戦いに慣れていない”青年期”というところを表現したのかもしれませんね。
長谷川博己さんは実年齢は42歳なのですが、体型から何から、20歳前後の若者に見えました。さすがプロです。
今後、成長していくごとに、アクションシーンも変わっていくのかもしれません。
これも見どころです。
1話主な登場人物(登場順)
敬称略
明智十兵衛光秀
キャスト:長谷川博己(はせがわひろき)
藤田伝吾(明智家家臣)
キャスト:徳重聡(とくしげさとし)
三河菊丸(夜盗にとらわれていた男)
キャスト:岡村隆史(おかむらたかし)
明智光安(光秀の叔父)
キャスト:西村まさ彦(にしむらまさひこ)
※光秀の父の弟。明智家の当主で斎藤道三の家臣。
斎藤高政(のちの義龍)
キャスト:伊藤英明(いとうひであき)
※光秀とは学友という設定。父道三とは折り合いが悪い。
斎藤山城守利政(のちの斎藤道三)
キャスト:本木雅弘(もときまさひろ)
※美濃の守護代で光秀の主君。父親から2代目で成り上がった戦国下克上の代名詞。
牧(光秀の母)
キャスト:石川さゆり(いしかわさゆり)
旅の道中で出会う
三淵藤英(将軍家奉公衆)
キャスト:谷原章介(たにはらしょうすけ)
※室町幕府末期の幕臣。将軍足利義輝、義昭に仕える。
松永久秀(三好家重臣)
キャスト:吉田鋼太郎(よしだこうたろう)
※若き光秀に影響を与える、戦国武将。
松永弾正の名でも知られる。
望月東庵(京の医師)
キャスト:堺正章(さかいまさあき)
※史実にない架空のキャラクター
駒(望月東庵の助手)
キャスト:門脇麦(かどわきむぎ)
※史実にない架空のキャラクター
帰蝶(斎藤道三の娘・別名濃姫)
キャスト:川口春奈(かわぐちはるな)
※父は斎藤道三、母は光秀の叔母・小見の方。
光秀とは従姉妹に当たるはず。政略結婚でのちの織田信長の妻となる。
女優の沢尻エリカさんがキャスティングされていましたが、不祥事により降板。
急きょ川口春奈さんが演じることになりました。
織田信秀(織田信長の父)
キャスト:高橋克典(たかはしかつのり)
オリジナルキャラクター、望月東庵
明智光秀の青年期は不明なことが多いそうです。
美濃の守護代、斎藤道三に仕えるが、のちの斎藤道三と義龍親子の争いで、負けた道三側についていたとして、息子義龍に攻められ明智一族は離散したと言われています。
その後、光秀が登場する史料が医学書であったそうです。
ここから、光秀が当時としては高度な医学的知識を持っていたとする記述が見られ、光秀が織田信長に仕える前は、医学を施すものとして生計を立てていた可能性がある、との推測もあるそうです。
堺正章さんが演じる医者の「望月東庵」は、架空の登場人物ですが、光秀に大きな影響を与えると考えられますね。
麒麟がくるの「麒麟」とは
王が仁のある政治を行う時に必ず現れるという聖なる獣、麒麟(きりん)
応仁の乱後の荒廃した世を立て直し、民を飢えや戦乱の苦しみから解放してくれるのは誰なのか・・・・。
NHK大河ドラマ『麒麟がくる』
明智光秀が起こした「本能寺の変」。
本能寺の変ののち、戦国の乱世が終息に向かって、急速に時代が進んだともいわれています。
明智光秀こそ麒麟が現れるきっかけとなった事件を起こしたともいえます。
その明智光秀の人生がどのように描かれるのでしょう。
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